Information

活動報告

7月28日 在宅医療研修会 「評価: 麻痺 2」

7月28日(火)に開催されました、在宅医療研修会のご報告です。

講師: 理学療法士 守山成則先生

場所: デイサービスちかおか

時間: 20:00~22:00

 

前回に引き続き、(株)Awakeの守山成則先生にご講義と実技を行っていただきました。

テーマは、「評価: 麻痺 2」で、特に感覚の評価について学びました。

実技では、日々の臨床で用いる腱反射や感覚検査について、その意義や方法を改めてお教えいただき、大変勉強になりました。

ご講義のなかで、

〇 何のために検査をするか、それをどう活かすかということを常に頭に置いて行うこと

〇 ある検査の結果だけで評価せず、全体から判断して評価すること

とおっしゃっていたのが、特に印象に残りました。

ご講義後の質問タイムでは、検査や実際の治療時の触れ方の大切さ(イヤがられたり痛い思いをさせないように、細心の注意を払う)を教えていただきました。

また、脳血管障害から回復する過程を経験したある会員の方の質問に対しては、感覚がだんだん回復していく過程をリアルに体感しているということは、治療家として大変貴重な経験であるとおっしゃっていました。

その会員の方は、鍼治療によって回復が促進されたという体感があるとのことですが、治療をしなかった場合の自然治癒と比較することができないので、そこはむつかしいところであるとのことです。

実際に麻痺や感覚障害、高次脳機能障害がある方の内面を知る良書として、脳出血により高次脳機能障害を持った山田 規畝子医師の『壊れた脳 生存する知』をご紹介いただきました。

ぜひ読んでみたいと思います。

今回も、学んだことが即臨床に活かせる研修会でした。まだ参加したことのない会員の方も、ぜひご参加ください。大体第4火曜日に開催されることが多いです。

 

DSC_0920