日時:令和7年2月2日(日)10:30~12:30
場所:石川県立盲学校講堂とオンライン
内容:妊娠を目的としての鍼灸治療の症例
~妊活のための鍼灸の中で多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を考える~
講師:東洋医学研究所®グループ 二葉鍼灸療院院長 田中良和
参加資格:有資格者、養成学校学生、医療従事者、ほかどなたでも
参加費:無料
生涯研修単位:2
ミーティングルーム詳細は以下のとおり
Zoom ミーティング
https://us06web.zoom.us/j/87857472253?pwd=kY7EMDs73ks0zaTqMU9zB0tqQaMmIn.1
ミーティング ID: 878 5747 2253
パスコード: 183346
ミーティングルームは10時過ぎから入ることができます。
講師の田中良和先生から
不妊、未妊などは、ご夫婦の置かれている状況や環境によって、その身体的、精神的、社会的な要素は多種多様です。現在のところ不妊専門クリニックへ受診されるご夫婦数は上昇しており、2022年では、体外受精など高度生殖医療においての治療周期数が543.630周期、77.206名の新たな命が高度生殖医療によって誕生しています。
妊娠できないと一言でいいますが、器質的原因も機能的原因また原因不明まで含めて考えると、あらゆる妊娠できない原因や要因があります。
考察の中心となる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)も不妊症の原因の一つであり、この症状を抱える女性は全体で5~10%存在すると推測されています。
今回、PCOSが既往にある女性(20代後半)の約8ヶ月間の妊娠を目的とした鍼灸治療を行なう経過の中で、これまで考えてきたPCOSの器質的状態を改善していく考えから、少し違った観点でPCOSを捉え(発想の転換)、大きな目的である妊娠に繋げていけたらと感じたことを症例報告を通じてお話させていただきます。