日時:令和7年10月5日(日)10:30~12:30
場所:石川県立盲学校とオンライン
講師:長針灸接骨院院長 長連隆先生
内容:症例検討会「多愁訴で色々な科に通院していて、冷え性、腰痛で鍼灸施術をした1症例」
単位:2
参加資格:なし、どなたでも
参加費:無料
※ミーティングルームは10過ぎから入ることができます。
※オンライン参加の方で生涯研修単位取得希望者は画面にお名前が出るようにしてください。
ミーティングルームの詳細は以下の通り
Zoom ミーティングに参加する
https://us06web.zoom.us/j/83775757860?pwd=ug85Q8Okl2lO0aBGS3wmtNPyJ157SM.1
ミーティング ID: 837 7575 7860
パスコード: 396207
司会からひと言
「冷え性と腰痛に対する鍼灸施術」を当会学術委員の長連隆先生に報告していただきます。様々な病歴と通院歴をお持ちの方で対応が難しいと思われましたが鍼灸施術によく反応し寛解を得た症例です。
以下に要旨を記載します。
66歳の女性患者は、心房細動と心房粗動の診断を受け、心臓カテーテルアブレーション治療を2回受けましたが、冷え性と自律神経症状が改善しませんでした。患者は子供の頃から冷え性であり、下腹部と腰部から両下肢にかけての冷えと腰痛を主訴としていました。薬物療法や漢方薬の処方を受けましたが、冷え性と腰痛の改善が不十分でした。そこで、鍼灸施術を試みることになりました。施術は、腰痛と下肢の冷えに対する交感神経刺激を目的とし、三焦兪、関元兪、次りょう、足三里、三陰交、大しょうの経穴を取穴しました。初診から数回の施術で、下肢の冷えや腰痛が軽減し、睡眠薬を使用せずに眠れるようになりました。さらに、鍼灸施術を続けることで、体全体の調子が良くなり、患者は日常生活を普通に送れるようになりました。